「グリーンな仕事の選び方」気候変動問題に取り組む仕事に出会うには?Hoopus.イベントレポート
ESGや脱炭素が新たなスタンダードとなり、サステナビリティや気候変動に関する仕事の求人情報が増えています。しかし、どうすれば自分に合った仕事を見つけられるのでしょうか?そして、”グリーンウォッシュ”という言葉もある中で、本質的に気候変動問題の解決に関わる仕事をしたいとき、何に注目して、どう選べばよいのでしょうか?
Hoopus.は、実際に気候変動対策につながる仕事に携わっているゲストをお招きし、この問いについて一緒に考えるオンラインイベント「Hoopus.Cafe グリーンな仕事の選び方」を開催しました。ゲストは、Degas株式会社でカーボンファイナンス事業に携わる武井七海(たけい・ななみ)さん、そして、非営利の一般社団法人コーポレート・アクション・ジャパンでアナリストとしてご活躍されている山田玲子(やまだ・れいこ)さんです。
このレポートでは、イベントの内容をもとに、”グリーンジョブ”のトレンドや、ゲストのキャリアストーリー、気候変動に取り組む仕事に就きたいというイベント参加者とのQ&Aをご紹介します!
Hoopus.とは
Hoopus.(フーパス)は、鎌倉サステナビリティ研究所が提供する、サステナビリティや気候変動問題の解決に特化した求人情報プラットフォームです。
ゲストプロフィール
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武井 七海
大学院時代に約1年間休学し、青年海外協力隊としてベナン共和国へ。気候変動の深刻さと不条理を現地で実感。帰国し、大学院修了後に、非営利の気候シンクタンクInfluenceMapに就職し、ロビー活動と気候変動政策のリサーチに従事。2024年2月より、Degas株式会社カーボンマーケット事業部に所属し、気候変動対策と途上国社会課題の解決に向けたカーボンファイナンス事業に携わる。その傍ら、大学院時代にインターンとしてお世話になった一般社団法人POW Japanが主催するサステナブル・リゾート・アライアンスのアドバイザーとしても活動。東京と香川の2拠点生活をしている。
Degas株式会社は、テクノロジーを使いサブサハラアフリカの小規模農家6億人の所得向上に貢献するスタートアップ。ガーナを中心に、小規模農家への種子・肥料の提供、営農指導、与信判断、衛星画像の解析など一貫して行うサービスを提供。既存事業アセットを活用し、アフリカ最大規模でリジェネラティブ農業(環境再生型農業)も展開中。また、高品質なカーボンクレジットの創出を通じた、気候変動と社会問題の解決を目指す企業アライアンス『JAHQCC(Japan Alliance for High Quality Carbon Credit)』を2023年7月に発足し、事務局を務めている。
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山田 玲子
2009年よりオーストラリアにて社会的責任投資に関するESG調査会社に勤務しAPAC上場企業の調査を担当後、国際協力機構(JICA)派遣による青年海外協力隊の一員としてインドネシアに赴任(環境教育担当)。その後、環境を専門とする非営利組織にて気候変動アクションおよびダイバーシティ・エクイティ・インクルージョン(DEI)担当事業責任者を務め、生態系調査、移民支援や人材の多様性推進等、環境・地域開発を支援する様々なプロジェクトを主導。帰国後、2023年から現職。メルボルン大学大学院修了、環境学修士。
コーポレート・アクション・ジャパン(CAJ)は、機関投資家と連携しながら温暖化ガス排出削減の企業行動を促す非営利の一般社団法人です。株主の立場から企業価値向上につながる気候変動対策について日本の企業と対話を行い、場合に応じて株主提案を通じて問題を提起し、気候危機の回避、ネットゼロの実現に向けて脱炭素化を促進します。
グリーンジョブとは?
サステナビリティや気候変動の抑制に貢献する仕事として使われるようになった「グリーンジョブ」という言葉。実は、国際労働機関(ILO)が定義を定めて発信した言葉です*1。
その定義では、グリーンジョブとは「働きがいのある人間らしい仕事で、気候変動との戦いに寄与する環境に良い仕事」とされています。具体的には、グリーンジョブが寄与するものとして5つの項目が挙げられています。
- エネルギーと原材料の効率を向上させる
- 温室効果ガスの排出量を抑制する
- 廃棄物や汚染の排出を最小化する
- 生態系を守り、回復させる
- 気候変動への適用をサポートする
とはいえ、具体的な職種まで言及されているわけではなく、まだまだ発展途上のコンセプトといえます。
世界で広がるグリーンジョブ分野への投資
2020年にはEUで、「欧州グリーンディール」が制定されました。これはエネルギーから建設、鉄鋼、化学まで幅広い分野で循環型経済に移行するためのロードマップが示されているものです。アメリカでは2022年に、インフレ抑制法(IRA)が制定され、10年間で3,600億ドル(約55兆円)がエネルギーや気候変動対策に投資されるということになっています。
日本でも、2022年に「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」が閣議決定されています。5つの重点投資項目が示されていますが、そのうち1つがグリーントランスフォーメーション(GX)で、10年間で150兆円を超える投資を行うとされています。
カナダでは現在、脱炭素に向けてクリーンエネルギー業界で求められるスキルを身につけるための計画を含むサステナブルジョブ法(Sustainable Job Act)が審議されており*2、国家レベルでリスキリングや人材育成をサポートするという動きも出てきています。
キャリアアップを目指すユーザーのためのプラットフォームであるLinkedInが2023年に発表した「グローバル・グリーンスキル・レポート」によると、Linkedinに登録している人材のうち、グリーンスキル*を持つ人材は2022年から2023年にかけて12%増加しています。一方で、グリーンスキルを必要とする求人は、同期間に22.4%も増加しています。つまり、グリーンスキルを持つ人材の増加率をさらに上回るペースで、グリーンジョブの求人件数が増加しているということになります。
*グリーンスキル:サステナビリティ、再生可能エネルギー、環境インパクト評価、環境政策、ISOなど
グリーンな仕事の選び方
イベントでは、まずゲストの武井さんと山田さんに、気候変動に関わる仕事に就きたいと思ったきっかけと、これまでのキャリアについてお話しいただきました。
武井七海さんのキャリア
アフリカで体験した気候変動
私は大学院では農業経済学を学んでいたのですが、アジアやアフリカの途上国の研究をすることも多く、実際に行ってみたいと思って大学院に入学してすぐ休学し、JICAの海外協力隊として西アフリカのベナンに行きました。
ベナンでは、気候変動の影響を目の当たりにしてショックを受けることがたくさんありました。大雨が7日間くらい続いた時には、村全体が水没してしまい、家に住めなくなり、簡易住宅とも言えないようなところで生活せざるを得ない人もいました。ベナンの人々は二酸化炭素をほとんど排出しない生活をしているのに、なんでその人たちが割を食わなきゃいけないんだ、ともどかしさを感じました。帰国して大学院に復学しましたが、気候変動の解決に携わりたいと思って気候ネットワークというNGOでインターンとして受け入れてもらい、その後気候ネットワークの紹介で、Protect Our Winters(POW)でもインターンをしました。
武井七海さんのキャリア
大学院時代
・農業経済学を学ぶ
・休学してJICA海外協力隊として西アフリカ・ベナンへ
・復学後、気候ネットワークとProtect Our Wintersでインターン
卒業後
・Japan Climate Alliance ジュニアフェロープログラムに参加。–> シンクタンクInfluenceMapに出向。
・並行してDegas株式会社で副業をスタート
・Degas株式会社に転職(現職)
・並行してProtect Our Wintersのアドバイザーも務める
新卒でもNGOに就職できるプログラム
卒業後は、まずは経験を積むために民間企業に就職を予定していましたが、インターンをしていたPOWの方が、新卒でもNGOで働けるJapan Climate Alliance(JCA)のジュニアフェロープログラムを教えてくれました。面白そうだからやってみようと挑戦したら、合格をいただいて。内定先の企業の人事の方も、やりたいことがあるならチャレンジした方がいいよ、と背中を押してくださり、JCAの一期生になりました。
NGOは中途採用が多いので、新卒では無理だと思っていたのですが、そこを橋渡しするのがJCAのジュニアフェロープログラムです。経験がなくても、数ヶ月間トレーニングを受けて、多様な非営利組織の中から自分が活躍できる就職先を選ぶことができます。私はシンクタンクのInfluenceMapに内定することができました。InfluenceMapが気候変動政策やエネルギー政策へのロビー活動を分析していることが、同社で働きたいと思った一番の理由です。気候変動対策を加速させるには政策を変える必要がありますが、政策にはロビー活動が大きく影響しています。そこにアプローチするという手法はユニークですし、気候変動対策に重要だと思いました。
【PICK UP INTERVIEW vol.10】政策を後押しする企業の行動があってこそ気候危機を乗り越えられる。InfluenceMap 長嶋モニカさん
NGOを経てより興味にマッチした企業へ
その後、InfluenceMapと並行して副業という形で関わり始めたDegas株式会社に転職することにしました。Degas株式会社はテクノロジーを使ってサブサハラアフリカの小規模農家6億人の所得向上に貢献するスタートアップです。InfluenceMapでの活動もとてもやりがいを感じていたのですが、Degasの仕事にはもともと興味を持っていた農業・アフリカ・気候変動すべてが揃っていて、しかも自分が気候変動へ興味を持つきっかけとなったアフリカの方々の生活を良くしながら、気候変動にもアプローチする仕事をしてみたいと思い、転職を決めました。同じタイミングでPOWからもプロジェクトのアドバイザーとして手伝って欲しいと声をかけていただき、アドバイザーとしても活動しています。
行動することで得た人とのつながりで出会った仕事
私の場合、仕事を選んだというより、たどり着いた、出会ったという感覚に近いと思っています。仕事との出会いは、偶然の積み重ねでした。気候変動に興味があると伝えたり、お誘いをいただいた時に面白そうだからやってみようと挑戦したりしたことで、今に至っていると思います。周りの方に相談に乗ってもらったり、紹介してもらったり、ご縁に恵まれて今があるなと思っています。
山田玲子さんのキャリア
環境学を学ぶためにオーストラリアへ留学
私は日本の大学を卒業した後、すぐ就職活動をするより、もう少し環境について学びたいと思い、オーストラリアのメルボルン大学に進学して環境学の修士を取得しました。卒業後は現地で就職し、社会的責任投資分野でのESG調査会社で、アジア太平洋の上場企業の調査を担当しました。その後、JICAの海外協力隊として環境教育の分野に入り、オーストラリアの環境NPOで、生態系や気候変動、ダイバーシティ(DEI) のプロジェクトを担当しました。
山田玲子さんのキャリア
大学院時代
・メルボルン大学大学院・環境学修士
就職後
・社会的責任投資SRI調査会社 (豪) ESGリサーチアナリスト 5年
・JICA海外協力隊 ジュニア専門家 インドネシア・環境教育 2年
・環境・地域開発NPO (豪) 生態系、気候変動、ダイバーシティ(DEI) 担当 5年
・2023年より現職のコーポレート・アクション・ジャパン(CAJ)。週4日パートタイム・リモート勤務
ESG調査会社・JICA・NPOを経て日本の団体へ転職
2023年からコーポレートアクションジャパン(CAJ)に転職し、アナリストという仕事をしています。CAJは、より迅速にネットゼロへ移行できるように、日本の企業と株主の立場から対話を行う非営利の一般社団法人です。日本経済を支えている企業様に排出を減らしていただくにあたって、企業の長期的な価値向上を見据えて、国内外の機関投資家や市民団体とパートナーシップを組んで対話を進めます。一つひとつの企業の力ではできないこともあるので、政策立案者や規制当局などのステークホルダーに対しても働きかけています。
自分の倫理観との相性を大事に
私は今までの転職で、企業や団体の「ミッション・ビジョン・バリュー」を参考にしてきたので、CAJについても紹介させていただきます。
ミッション 「気候危機の回避に向けて、日本企業の実効性ある行動を促進」
ビジョン 「気候変動対策でリーダーシップを発揮する日本の実現」
バリュー
- CAJの使命 We’re driven :誠実さと勇気を持って野心的かつ実効性ある結果を目指します。変化には柔軟に対応しながらも本質は見失いません。
- CAJの覚悟 We’re responsible:課題に正面から向き合い、為すべきことを成します。チームが生み出す結果にメンバーの一人ひとりが責任を持ちます。
- CAJは共に歩みます We’re in this together:より良い未来の実現に向けて関わる全ての企業・ステークホルダーと実りある関係を築きます。
自分のスキルで貢献できるか、柔軟な関係性かどうか
転職時には、こうしたミッション・ビジョン・バリューが自分の倫理観と合っているかを大事にしてきました。そして、今までいろいろな分野で働いてきたので、自分のスキルを活かして総括的に貢献できるかどうか、柔軟な組織かどうかも大事にしています。気候危機に対する問題解決の手法にも、アクションがメインであったり、リサーチがメインであったり、いろいろあると思うので、自分に合った組織を選ぶといいのではないかと思います。
グリーンキャリアQ&A
お二人のキャリア、そしてグリーンジョブとの出会いについてお話しいただいたあと、参加者の方からいただいた質問に答えながらクロストークを行いました。
Q. グリーンジョブに携わっていてよかったなと思う瞬間はどんな時ですか?
武井さん「まずは、気候変動という大きな問題に対して、できないと思われていたことを少しずつできるようにしていくという経験ができることです。そして、いい人が多い気がします(笑)グリーンな企業に関わっている人もそうだと思いますが、ご飯に行ったりお話ししたりしてると、いい人だなと思うことが多くて、仕事でもプライベートでも楽しく過ごせると思います」
山田さん「そうですね。意志や熱意のある人が多いので、価値観が似ている人が多いと思います。あとは、私は前職では地域に根付いた活動をしていたのですが、例えばイベントに参加してくれた方が、イベントで学んだことを家族や友人に伝えたいとおっしゃってくれたり、州への政策提言を行うなかで、マイクロプラスチックが指定汚染物質として新しく追加されたり、小さな変化から大きな変化まで、やっていてよかったと思うことはたくさんあります。現職のCAJですと、企業レベルでの大きな問題に取り組んでいて、前職で携わっていた地域レベルの活動とは違う形でインパクトを出せる場にいるので、やりがいを感じます」
Q. サステナビリティや気候変動に関わることを軸に仕事を探していて、 迷ったり困ったりしたことはありますか?
山田さん「私の場合、最初はESGアナリスト、その後JICAの海外協力隊、そしてNPOと働いてきたのですが、地域に密着した活動はその分、インパクトのスケールが小さい場合もあるので、どれだけ貢献しているんだろうって思うこともありました。地域に密着した活動から、今CAJで携わっているようなスケールの大きいことまで、活動にはいろいろありますが、どちらも面白みがあるので、どちらもあっていいのかな、と常に考えています」
武井さん「私の場合、当初は企業に内定していましたし、最初からこれという軸が決まっていたわけではないです。でも、JCAに入ろうと思ったのは、JCAの代表の方がすごい人で、この人と働きたいと思って即決しました。今もキャリアについては迷って、本当にこのままでいいんだろうか、ちゃんと自分を活かせるところにいるんだろうか、と日々考えています。ただ迷いながらも、自分が気候変動に携わらないで違う仕事についたら、絶対後悔するな、と思っているんです。気候変動対策は2030年までが勝負だと言われていて、本当に時間がない中で、他にもっと面白い仕事はあるかもしれないけど、気候変動に関係ないところに行くのは自分が後悔するなと思っています」
Q. グリーンやエコを謳った求人が増える中、どうやって仕事の本質を見極めたらいいでしょうか?
山田さん「私の場合は、ミッションやビジョンを大事にして選んでいますが、何が”グリーン”という目線は人それぞれだと思うので、まず自分にとって納得できる”グリーン”とは何かを決めて、その中で自分のスキルが貢献できるところを選ぶのがいいのかなと思います。非営利団体を検討するなら、私の場合はファンダーが誰か、どこからお金が出ているか、という点も、本当に”グリーン”かを図る目線になると思います。利害関係なく、本質的に問題解決しているなら、”グリーン”と言えるのではないでしょうか」
武井さん「1.5度目標の達成に貢献する仕事なのか、という視点も重要だと思います。(温暖化を1.5度に抑えるためのタイムリミット迫る中で)少しずつの進展なのか、それとも、気候変動の解決に間に合う活動なのか、という視点があるといいと思います」
Q. 気候変動問題に取り組む上で、企業と非営利で違いを感じますか?
武井さん「スタートアップの企業では、事業を大きくしなければいけないというプレッシャーからスピード感がある仕事ができると思います。シンクタンクでよかったところは、企業ができない、その団体でしかできないユニークな活動ができることです。これは気候変動問題の解決に役に立っているとピュアに感じることができて、仕事をする上で迷いがないと思います」
山田さん「非営利では、活動資金を提供しているファンダーに対して、こういう社会インパクトを出す、という約束をするのですが、そのKPIを本当に出せるのかが難しい課題だと感じます。あとは、企業では経営戦略に沿って業務を進めていくかと思いますが、比較的小さい組織の非営利団体では、自発的に企画立案して行動できるというところはすごく面白いですね」
Q. グリーンジョブへの転職に向けて、どんなことを学んでおくといいでしょうか?
武井さん「私自身、いま頑張っているのは英語の勉強です。グリーンな仕事に関わるために必要なスキルを1つ挙げるとしたら、英語は絶対必要ではないかと思います。それ以外には、もし気候変動領域の経験があまりないという方がいたら、ボランティアや業務委託などで実際に関わり始めてみるというのが重要ではないかと思います。やりながら学んでいく中で、自分の持っているスキルと、身につけるべきことが明確になってくると思います」
山田さん「グリーンジョブといってもいろいろな関わり方があると思うので、必ずしも専門知識が必要な仕事だけではないと思いますが、最新の動向にアンテナをはったり、CAJでも英語・日本語バイリンガルで仕事をするので語学力をあげたりしておくといいと思います。
私も大学と就職の間の時間でボランティアやプロボノのような形でNPOを手伝っていたのですが、そうすると内部に入り組織の活動を体感できるというメリットがあると思います。知り合いから紹介してもらったり、自分で問い合わせたり、イベントに参加したりして、そのような機会を見つけていました。SNSを使えばもっと簡単に情報が得られると思います」
Q. 気候変動サステナビリティに関わる仕事にシニア世代で転職するのは難しいですか?
山田さん「CAJの理事は、シニア世代で転職されています。今のお仕事で培ったスキルを活用できるポジションが色々とあるはずです。例えば私はESGアナリストの経験を活かして転職しましたが、パートナーシップやオペレーション、法律など、様々な分野から転職してきたスタッフがいるので、特に今までサステナビリティに関わっていなかったとしても、持っていらっしゃるスキルを転用できるかというところを考えていただくといいのではないかと思います」
あなたの”グリーン”を見つけよう
サステナビリティや気候変動問題の解決につながる仕事を探していると、”グリーンウォッシュ”と言われるような、本質的に気候変動対策につながるのか疑わしい求人情報を目にすることもあるでしょう。
仕事として気候変動対策に関わりたいと考えている人は、一人ひとりが自分の”グリーン”の定義を持って、利害関係の有無や自分の価値観との一致など、自分が納得できる団体や企業を選ぶ必要があります。
武井さんと山田さんのお話からは、こんな項目が見えてきました。みなさんならどんな目線を持って企業や団体を選びますか?
- 1.5度目標に合致する本質的な活動ができるか?
- 自分の価値観とあっているか?
- 自分が出したいインパクトを出せる場所か?
- 活動資金はどこから出ているのか?活動に利害関係はないか?
Hoopus.と一緒にあなたの力を活かせる仕事を見つけよう
Hoopus.(フーパス)は、サステナビリティや気候変動問題の解決に特化した求人情報プラットフォームです。気候変動問題へ取り組みたいというあなたの想いに寄り添って、団体様とのマッチングをお手伝いさせていただいています。
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